日本雑学辞典 |
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や・わ行 ら行 TOPへ |
ま | |||
招き猫 | 眉唾(まゆつば) | 万引き | |
み | |||
水虫 | みどりの日 | ミツカン | 三日坊主 |
水掛け論 | ミーハー | ||
む | |||
武者修行 | 村八分 | 無学 | むごい |
め | |||
妾 | 目白押し | メートル法 | メガネ |
も | |||
もんじゃ | もっけの幸い | ||
招き猫 | |||
江戸時代のこと、幕府のお偉いさん「井伊直孝」が狩りに出かけました するとある寺の前で猫が「おいでおいで」と手まねきをしていたのです 不思議に思いながら寺の門をくぐったところ、突然大雨がふり、直孝は濡れずにすんだのです 直孝はこの寺をすごく気に入り、厚く優遇したところ大いに栄えたそうです それ以来「猫は福を招く力がある」ということで、招き猫ができたのでした |
|||
眉唾(まゆつば) | |||
信じられない話やうさんくさい話を「眉唾」といいますよね その由来は・・・・ 昔、俵藤太(たわらとうだ)という人がいました この人、大ムカデと戦い、ムカデの吐く火炎でマユゲが焦げそうになっちゃいました! そのとき、眉につばをぬったら火炎の中からムカデの姿がよく見えるようになり、ムカデに矢を突き刺して倒すことに成功したのであります 「眉につばをぬっとかないとだまされそうな話」 で、胡散臭い話や怪しい話を「眉唾」と言うようになったのでした |
|||
万引き | |||
説明する前に、ぜーーーったいやっちゃいけないコトですからね〜 万引きってのは、お店の商品を盗んじゃうことなんですが、お店の人が気がつかない程度の物(数)しか盗まない 商品の「間引き」をしているということ この間引きが「万引き」になったのであります 間引きも万引きもやっちゃいけませんぞ! |
|||
水虫 | |||
昔の日本には「水虫」の人はあまりいませんでした 水虫が急速に広まったのは明治時代になってから 西洋から「靴」が入ってきて革製品の靴が一気に広まると、水虫も一気に広まりました 昔の日本は下駄とかわらじだったんで、足がムレるってことがなかったんですね〜 日本の蒸し暑い気候がまた水虫の繁殖をお手伝いし、日本は水虫になる人がとーっても増えたのであります |
|||
みどりの日 | |||
昭和天皇の誕生日であります(4月29日) 「自然に親しみ、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ための日 ちなみに昭和天皇が崩御した時、「科学の日」にしようという声が多くあがりました が、生物学者であり自然を愛した昭和天皇をしのぶためにということで「みどりの日」という声が出てきたのであります もう一つ補足を付け足すと、「昭和の日」という声もとっても多かったんですよ〜 |
|||
ミツカン | |||
ミツカン味ポン!で有名なミツカン 由来は創業者の中埜家(なかの)の家紋にあります 三本線を○で囲んだ家紋の「三」を「みっつ」と読み、「○」を環(カン)になおして「ミツカン」 さらに三の下に○をつけるマークも考え、「天下に広がる」という意味をこめたとか |
|||
三日坊主 | |||
三日も続かないことを「三日坊主」と言いますよね 昔の日本では、生活に苦しくなると寺に逃げ込む人が多くいました が、簡単な気持ちで寺に入っても、仏門修行の厳しい生活に耐えられなくってすぐ逃げちゃう人もたくさんいたのです こーいった人のことを「三日坊主」と笑い、いつしか長続きしないことを「三日坊主」と言うようになったのでした |
|||
水掛け論(みずかけろん) | |||
昔の日本は「田」がとっても大事だった けど、日照りが続くとたちまち干上がってしまう 水不足は飢饉にまで発展しちゃってました そのため、日照りが続くと農民たちは自分たちの田へ少しでも水がくるように水路を変えました が、隣の人がそれをみて、自分の田へ来るように水路を変える お互い、田を守る為、引くに引けない争いへとなってったのです ここから、お互いに屁理屈をいい、いつまでーーーも終わりの無い議論のことを「水掛け論」と言うようになったのでした |
|||
ミーハー | |||
ミーハーの語源は「ミーちゃん」「ハーちゃん」 はい?って感じですが、この言葉が生まれた頃の代表的な名前が「みよちゃん」と「はなちゃん」 で、みよちゃんはなちゃんがキャーキャーと黄色い声をあげたりすることを「ミーハー」と言うように さらにさらに、力士の隠語で、仲間を馬鹿にする時の言葉で「はぁちゃん」というのがありました こっからミーちゃんをプラスして「ミーハー」が生まれたという説もあります |
|||
武者修行 | |||
自分の腕を磨く為に修行の旅に出る・・・・これが武者修行 最初の武者修行をした人は、室町時代の末期にいた中国地方の武士「山内源兵衛」とう人 刀の腕を磨くため、日本各地を修行したそうです |
|||
村八分 | |||
村八分とは江戸時代以降に行われていたリンチ的習慣のこと 村のおきてを破った家との交際を断つということで、当時は「村」で生きていけないということは死活問題だったので、村八分はホントに困った罰でした ちなみに何で「八分?」というと、葬式と火事の時だけは協力してあげたのです ということで、この二分だけは仲間はずれにしなかったため村八分だったのでした |
|||
無学 | |||
無学というのは、ちゃんとした教育を受けてないため知りませんという、どっちかというと謙遜というか慎み深いというような感じで使われますよね が!仏教で「無学」というのは「これ以上学ぶことはありません」という、全て学び終わった人のことを言います 無学というのは、僧になった人が目指す最高級の状態のことだったのです なぜか今では仏教でも「無学」とは学のない未熟な人という意味になってしまったようですが、ほんとは違ったんですね〜 |
|||
むごい | |||
残酷なことを「むごいことをする」と言いますよね この「むごい」という言葉は、鎌倉時代に日本へ攻めてきた「蒙古」のことを言うんです 蒙古は九州に攻め入りましたが、この時、対馬などの人々に対して残虐な行為を行いました 九州の人々は、蒙古のことを「むくり」と呼んでおり、それが転じて「むごい」という言葉ができたのです |
|||
妾 | |||
今の言葉でいうと、愛人のこと 昔の日本では、地位のある男性は妾を持つのが当たり前〜の世界でした が、国際化社会になってきたため、このままじゃマズイんじゃない?と、明治13年に廃止案が出てきたんですが、お偉いさんがみーんな妾を持っていたため「じゃあさ、妾は15歳以上にしようよ」という案が出る始末 明治25年に黒岩涙香(くろいわるいこう)という人が、新聞に名指しで妾を持つお偉いさんを非難しました 名指しされたのは原敬・犬養毅・伊藤博文・森鴎外などなど で、明治31年になって「妾」という存在をやっとこさ消去したのであります が、いつの時代も男女のことはどーにもならず、今でも色々ありますけどね〜 |
|||
目白押し | |||
目白押しの「めじろ」は鳥のこと めじろは木の枝に止まるときに、一本の木にところ狭しと押し合いへし合い並ぶという習性が ということで、先を争って並ぶことを目白押しとゆーのであります |
|||
メートル法 | |||
大正12年に「度量衡法」が交付され、日本では「メートル」が唯一の単位であると発表されました が!!当時は尺貫法が使われ続け、メートル法反対運動まで起こっちゃいました ということで、メートル法が出てからも、長さの単位は「尺」で、重さは「貫」が使われ続けましたが、戦後になってからよーやく変化していきます 昭和34年に都内のデパートで「メートル」に切り替えたのであります 一般家庭では慣れるまでにかなり時間がかかったそうですが、なんとか「メートル」が普及したのであります |
|||
メガネ | |||
メガネが日本にやってきたのは1549年 フランシスコ・ザビエルが、大内義隆にプレゼントしたのが第一号であります ちなみにメガネの他に、望遠鏡や時計もプレゼントしました 現存する一番古いメガネは徳川家康が持っていたもの ワタクシ、静岡県にある久能山の東照宮まで観にいってきました ほんと、メガネの形してましたよ(あたりまえか) |
|||
もんじゃ | |||
東京下町の名物「もんじゃ」 なんでこの名前がついたのか??というと・・・ 明治の駄菓子屋さんの店先で子供に字を教えながら焼いたから「文字焼き」 これがなまって「もんじゃ」と言われるようになったのでした ちなみにワタクシ、もんじゃが大好きで(&ビール)月島がダーーイスキなのであります♪ |
|||
もっけの幸い | |||
もっけとは「物の怪」のこと。オバケのことであります 滅多に会えるもんじゃないので、「思いがけないこと」という意味もあります つまり、思いがけないラッキーなことで儲かった♪と言ったような場合の言葉なんですねぇ〜 ワタクシ、もっけの不幸は多いです(^^;) |
|||